ADHDのメカニズム

ADHD(注意欠如・多動症)のメカニズムについては、まだはっきりとは解明されていませんが、生まれつき、先天的な脳機能障害といわれています。
ADHDの症状として、注意欠如(物忘れが多いなど)、多動性(じっとしていることができず、びんぼうゆすりなどそわそわした行動を起こす)、衝動性(後先考えずに趣味のものを大量購入してしまうなどの衝動的行動)が主な特徴としみられます。また、自分に興味のない話については意識を集中できることが苦手で、気が散りやすい反面、自分の興味がある話については時間を忘れてしまうほど集中力が増して、その話から別の話に切り替えることがうまくできないといった傾向があります。ちなみに多動症は暇な時間であったり、意識が集中していない時に症状が起こりやすいです。
そもそも、注意欠如や多動症が起こりやすいのは別のことに集中してしまうことによって、起こりやすいのではないかというのが私の経験上での意見です。たとえば、私の趣味である登山などの準備を行う際、そのことに集中しますので、忘れ物をするといった注意欠如の症状は見られません。山の上でぼんやりと美しい景色を見ている時に多動症は起こりません。

ところが、学校生活や社会生活を送る場合はそういうわけにはいきません。デスクワークだとじっと席に座りながら黙々と作業をしなければならないこともあります。その作業自体に興味が持てず、仕事に集中できない場合、多動症や注意欠如の症状があらわれてきます。さらに悪化するとじっとしていることに対してストレスを感じるようになり、最終的には身体症状があらわれる可能性もあります。私の経験上での話になりますが、軽い吐血や原因不明の高熱を出すようなことになりました。病院で診察したところ、身体的には問題がなかったことから、おそらくストレスが原因だと診断されました。このように、ADHDは学校生活や社会生活に大きな困難をきたしてしまうのです。

さて、ADHDは脳機能の障害とされていますが、そもそも障害を起こしている原因とは何か、睡眠障害が併発しやすい原因とは何かというについて、私の経験上での見解を話していきたいと思います。ADHDを持っている人は、脳内の切り替えスイッチが遅いということです。人は起床する時や就寝するときに、起床して覚醒する、就寝準備をして眠るという切り替えスイッチが脳内で発動してそのモードになります。ところが、ADHDも持っている人はその切り替えスイッチが錆びついているかのうような感じで、なかなか切り替わらずそれらのモードになりにくいのです。そのため、起床困難や入眠困難な状態になってしまい、睡眠リズムが狂いやすくなってしまいます。実際、私は処方されている入眠剤を服用しているため、入眠困難の症状は和らいでいますが、起床してから覚醒するまで2時間ほどの時間を要しています。このようなことからADHDの人は睡眠障害を併発しやすいのではないかと考えられます。その他、興味のあることに対しては過度に集中してしまいますが、それから別のことをするまでに時間を要しています。

だからといって、ADHDは悪いことだけではありません。好きなことに関しては人並外れた集中力で勉強してしまうことにより、習得力も早いといった特徴があります。私が大学検定(高卒認定試験)を独学で勉強した時も同じような感じで、必ず合格してみせるという意気込みからやる気が出て、勉強に集中できたのもADHDの特性だったと言えるかもしれません。大学検定(高卒認定試験)は見事に合格することができて、専門学校に入ることができました。そういうADHDの特性を利用した生き方をすれば、スペシャリストや専門家になれる可能性すらあります。ADHDだからといっても必ずマイナス面でしかないとは言いきれないということです。

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